この記事のポイント
- 生成AIは、営業資料の「構成案」と「下書き」を短時間でつくるのが得意です。自社の数値・実績・最終判断は人が担当します。
- 進め方は「目的と相手を決める → 構成案 → 材料集め → 下書き → 事実確認 → デザイン」の6ステップです。
- 営業資料とLPは「課題→解決策→根拠→事例→行動」という同じ型でつくれるため、一度整理した内容をLP制作やWebマーケティングにも使い回せます。
営業資料づくりで生成AIが得意なこと・苦手なこと
営業資料づくりにおける生成AIの得意・不得意
- 資料全体の構成案
- 言い回しや見出しの候補出し
- 長い資料の要約
- 相手の業種や役職に合わせた書き分け
- 想定される質問と回答の洗い出し
- 自社固有の数値・実績・価格
- 最新の市場データや法令
- 競合との比較の正確さ
- 何を一番伝えるかの最終判断
生成AIは、もっともらしい文章を一瞬でつくれる一方で、事実と異なる内容を書くことがあります。「AIに考えさせる」のではなく、「AIに下書きさせて人が仕上げる」と役割を分けると、品質とスピードを両立できます。
生成AIで営業資料をつくる6ステップ
人とAIの役割分担
- 目的と相手を決める【人】誰に、何を判断してもらう資料かを決める
- 構成案を出す【AI】スライドの枚数と各ページの見出しを提案させる
- 材料をそろえる【人】実績の数値、事例、写真、価格などを集める
- 下書きを書く【AI】材料を渡して、各ページの文章をつくらせる
- 事実確認と仕上げ【人】数値・固有名詞を確認し、言葉を自社らしく整える
- デザインに流し込む【人】社内のテンプレートに当てはめて完成
時間を大きく短縮できるのは、2の構成案と4の下書きです。白紙から考える時間がなくなるため、人は3の材料集めと5の確認・仕上げに集中できます。
そのまま使える指示文(プロンプト)の例
構成案をつくるときは、目的・相手・伝えたいこと・枚数を具体的に伝えると、精度が上がります。
あなたはBtoB製造業の営業企画の担当者です。 次の条件で、商談用の提案資料の構成案をつくってください。 ・相手:食品工場の設備保全の責任者 ・目的:ろ過フィルターの試験導入を検討してもらう ・伝えたい強み:高温でも目詰まりしにくい、交換頻度が半分になる ・枚数:10枚以内 ・各ページの見出しと、載せるべき内容を箇条書きで
下書きを頼むときは、集めた数値や事例を貼り付けたうえで「この材料だけを使って書いてください。足りない情報は【要確認】と書いてください」と添えると、AIが勝手に数字をつくるのを防げます。
営業資料とLPは同じ「型」でつくれる
伝わる営業資料・LPに共通する構成の型
この型は、Webで製品を紹介するLP(ランディングページ)の構成と同じです。営業資料のために整理した「課題・解決策・根拠・事例」は、そのままLP制作の原稿や、SEO対策のためのコラム記事の材料になります。営業とWebで同じメッセージを使うことで、Webマーケティング全体に一貫性が生まれ、お客様にも強みが伝わりやすくなります。
営業資料に生成AIを使うときの注意点
- 顧客名、見積金額、未発表の製品情報などの機密は入力しない(または学習に使われない設定・法人向けプランを使う)
- AIが書いた数値や事例は、必ず元の資料で確認する
- 他社の資料や記事に似すぎていないかを確認する
- 社内で使ってよいツールと入力してよい情報のルールを決めておく
よくある質問
どの生成AIを使えばよいですか?
ChatGPT、Gemini、Claude、Microsoft Copilotなど、どれでも構成案や下書きには十分使えます。PowerPointやGoogleスライドと連携できるものを選ぶと、デザインへの流し込みも楽になります。
AIがつくった資料をそのまま使ってもよいですか?
おすすめしません。事実の誤りや、どの会社にも当てはまる一般的な表現が残りやすいためです。数値の確認と、自社の事例・言葉での仕上げは必ず人が行いましょう。
営業資料の内容をホームページにも載せてよいですか?
機密情報を除けば、むしろおすすめです。製品の強みや導入事例をWebでも公開すると、検索やAI検索から見つけてもらえる機会が増えます。
生成AIの始め方は「中小製造業のための生成AI活用はじめの一歩」、強みが伝わるLP制作のご相談はお問い合わせからどうぞ。